「これまでのやり方は、これからは通用しない」というのは、特に変革の時期には、昼夜を問わずリーダーを悩ませる言葉です。組織の変革とは、こうした懸念に真正面から、積極的な視点で取り組むものです。過去の成功を評価しつつ、自らもしくは他者がリーダーとなる新たな方法を考えなければなりません。
弊社は変革の成否は、リーダーシップ次第であると考えています。そして御社が組織の変革を様々な視点で検討する際のお手伝いをします。リーダーシップの視点から取り組むことで、御社の組織の集団的な思考や企業カルチャーに影響を及ぼすことができます。最終的に、変革にはイノベーションという大仕事に果敢に取り組めるコミュニティが必要であり、そのすべてはリーダーシップから始まると考えています。
デジタル化、複雑性、そして不確実性は、様々なテクノロジーやプロセスで太刀打ちできるものではありません。これらが多少の力になることはあるかもしれません。しかし、こうした課題には組織のあらゆるレベルで、集団として発想をひらめかせ、ときに失敗しながらも実験し、調整して協力することが必要なのです。これこそが変革の最も難しい点です。こうした課題がすべて「新たな常識」となるような新しい集団的思考を確立して、模範とする方法が必要なのです。
変革に必要なのは、個々人、チーム、そしてさらに大きなグループのリーダーの行動におけるリーダーシップです。弊社では、組織全体への体系的な効果を目指して、診断ツールと助言アプローチの完全な一式を開発しました。弊社の変革リーダー診断により、実際の課題にどのような変革が必要か、また、その過程を進める最適な方法を見出すことができます。イノベーション度合い診断（IQ）は、大規模なイノベーションに関する代表的な研究者であるリンダ・ヒルとともに開発され、イノベーションに対する組織の能力と意欲を明らかにして、組織設計と連携モデルを評価するものです。
CEOを核として主要幹部300人からなる御社の同心円状の輪に入るリーダーとともに、弊社は、迅速で目に見える効果を目指して、変革の過程で鍵となる要素を共同で構築します。新たなプロセスにより、困難でビジネス上重要な作業をこなせるようになると、組織の思考は変わり始めます。組織が「何」が起ころうとしているかだけでなく、「どのように」それを達成し、「なぜ」そうした変革に乗り出すのかを考え始めると、変革に弾みがつきます。
弊社は常に世界中の多くのチェンジリーダーと対話しており、こうした新たな変革の過程を指揮するためのツールやプラクティスを創り出すことができます。変革を実現するためには、お手伝いをさせて頂くリーダーの方々の個々の能力のほか、その組織に備わるポテンシャルを活用します。そして確立されたリーダーシップ開発のプラクティスに基づいて、リーダーが真に変革的なロールモデルへと成長することをお手伝いします。
変革の過程をともに歩むことで、弊社は独自の方法によりトップリーダーの変革ニーズを診断します。取締役会と指名委員会が、自社の今後の課題にふさわしい能力を備えたCEOを見つけ出すことをお手伝いします。これがCEO継承の問題への弊社独自のアプローチを生み出しています。
エグゼクティブのチーム向けに、一体感と信頼感を生み出して、ポテンシャルを最大限発揮できるようにする特別の診断ツールと作業フォーマットを開発しました。弊社のチーム効果診断とフレームワークに基づいて継続的なコーチングを進めながら、チームを外から設計して推進します。
組織の成長は、あらゆる変革で重要な要素になると考えています。組織の設計は、戦略と競争力の源の双方と整合していなければなりません。適切な組織設計により、企業と経営者双方にとっての連携、機動力、そして成長を実現できるのです。これと同時に重要となるのは、組織のガバナンス、意思決定プロセス、そしてインセンティブの設計です。
